
電子カタログは、最近多くの企業で取り入れられています。しかし、気になっているけれど紙媒体との違いや具体的なメリットが分からず、電子化を踏み切れずにいる人もいるでしょう。そこで本記事では、カタログを電子化するメリットについて詳しく紹介していきます。カタログを電子化するか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
印刷・郵送が不要に!制作・配布コストを大幅カット
カタログを電子化する最大のメリットは、作成したカタログを都度印刷や郵送する必要がなくなり、カタログの製作・配布コストを大幅に抑えられることです。カタログを紙媒体で製作する場合、配布先の数や総配布数によって作成コストが大きく変動しますが、電子版のカタログであれば配布先や総配布数によって作成コストが左右されることはありません。ここでは、カタログをデジタル化することでカットできるコストをまとめて紹介します。
印刷費
電子化されたカタログは印刷を行う必要がないため、これまでカタログを作成する際にかかっていた印刷費用を無くすことが可能です。カタログのような冊子は、20ページ程度でも100部作成するのにおおよそ3万円前後の費用がかかると言われています。これまで毎年2回各100部ずつカタログを発行していたのであれば、電子化することで年間約6万円前後の費用の節約に繋がる計算になります。
郵送費
カタログを電子化すると、顧客の元へ郵送する際にかかっていた郵送費も無くすことが可能です。電子カタログは基本的にアクセスURLを知っていれば誰でもどこからでも閲覧できるため、作成時に顧客へ郵送する手間がかかりません。例えば毎年500件カタログを郵送し、1件当たり300円の郵送費がかかっていたとしたら、電子化することで毎年15万円ほどの費用の節約に繋がります。
保管費用
カタログを電子化すると、紙媒体の時のように作成後郵送するまで保管しておく必要がなくなるため、保管にかかっていた費用も節約できます。費用だけでなく保管場所も同時に節約できるため、カタログの保管に頭を悩ませているのであれば、電子化を進めることがおすすめです。廃棄費用
カタログを電子化すれば仮に作成したカタログが不要になり、処分が決まったとしても廃棄費用がかかりません。定期的に新しい物を発行するようなカタログや、毎回多めに発行して余ったものを処分しているのであれば、電子がおすすめです。更新・修正費用
紙媒体のカタログであれば情報の更新や修正に都度新しいカタログを1から印刷し直す必要があり、更新・修正費にかなりのコストがかかります。しかし、電子化したカタログであれば更新や修正に一切費用はかかりません。更新や修正の手軽さとコスパの良さも電子カタログならではのメリットと言えるでしょう。最新情報をすぐ反映!即時更新&タイムロスゼロ
誤植の修正や価格の改定、取り扱い終了製品の削除、新製品の追加などカタログが完成した後でカタログの内容修正が必要な事柄が発生することは珍しくありません。紙媒体のカタログの場合、修正を避けられないミスや変更が発生した際には、改訂版を作成して再度配布したり、訂正用紙を印刷してカタログに挟むといった対応が必要になります。どちらの修正方法を選択するにしても、コストや手間がかかることは避けられません。
しかし、電子カタログであれば、すぐに対応しなければならない致命的なミスも、データを変更するだけで簡単に修正が行えます。常に最新の状態で情報を顧客の元に届けられることも、カタログを電子化するメリットの1つと言えるでしょう。
リアルタイムな情報を届けることに大きな意味がある場合や、できる限り正確な情報を届けたい場合、価格のようにカタログ発行後に変更される可能性がある情報を掲載する予定の場合などは、カタログの電子化を前向きに検討してみてください。
顧客行動を見える化!営業活動も効率アップ
紙媒体のカタログにはない、電子カタログの強みとしては、電子カタログでは閲覧状況のデータが取得できることが挙げられます。紙媒体のカタログでは、完成したカタログを顧客に配布しても具体的にどのページが関心を引いたのか、どのページの製品が注目を集めたのかといった情報は顧客側からアクションを起こされない限りわかりません。
しかし、電子カタログであればアクセス解析機能を使用することで、ページごとの閲覧数やリンクのクリック数、動画の再生数、いつカタログを見てもらえたのかなどのデータが数値で明確にわかります。
アクセス解析機能で得られたデータを基にマーケティングやカタログに磨きをかけることができ、紙媒体のカタログと比較してより次に繋げやすいという魅力があります。
カタログをただの商品情報を伝達するための媒体に留めるのではなく、営業ツールとしても活用したいのであれば、電子カタログを検討してみることがおすすめです。